で?っていう備忘録

再開です。

2009-07-22から1日間の記事一覧

「文体」について話しながら大洪水は底辺に流れる

『大洪水』(ル・クレジオ)と『底辺女子高生』(豊島ミホ)を一章ずつくらい交互に読んでいる。 どっちの小説も、「世界」とか「社会」とか世間で言われている人やものや言葉の集まりに、近寄りづらさを感じてしまった男女が主役だ。 一方の小説は、 立ちあ…

あぁ普遍的な水曜日!(ノ_<。)

「普遍的な日本語」というのは、「いつ・どこで・誰が読んでも分かる日本語」のことだ。 例えば平成二十一年から100年前というと、太宰治や埴谷雄高や松本清張が生まれた年で、二葉亭四迷が死んだ年だ。そのころ朝日新聞で連載していた夏目漱石の『それから…