で?っていう備忘録

再開です。

2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『芸術企業論』(村上隆)からの引用

「勤め人の美術大学教授」が「生活の心配のない学生」にものを教え続ける構造からは、モラトリアム期間を過ごし続けるタイプの自由しか生まれてこないのも当然でしょう。エセ左翼的で現実離れしたファンタジックな芸術論を語りあうだけで死んでいける腐った…

保坂和志と舞城王太郎と空気系ライトノベルのこと2の下書き

今日は二点目。保坂和志氏の近著と舞城王太郎氏の近著に文体の類似が見られる点について。 舞城王太郎さんがこれまで書いてきた小説を読んでいると、ぼくは、ものすごく強い「不安」と「息苦しさ」と「自我」とを感じる。 それは死ぬことの不安だったり、か…

保坂和志と舞城王太郎と空気系ライトノベルのこと1

保坂和志さんがいま各所で一度にいくつも連載している文章を読んでいると、ぼくは、ものすごく強い「不安」と「息苦しさ」と「自我」とを感じる。 それは死ぬことの不安だったり、からだが衰えていくことの息苦しさだったり、「悩むな、考えろ」というちょっ…

今月の積読(随時更新・メモ・amazonでやれ)

『百』、『アミナダブ』、『白暗淵』、『国語学史』、『日本文壇史』、『紫色のクオリア』、『恐怖の兜』、『チャパーエフと空虚』、『競売ナンバー49の叫び』、『あまりにも騒がしい孤独』、『玩具修理者』、『焚火』、『人間椅子』、『カルチュラルスタ…

同時体験してしまうことの歯がゆさ

スイートリトルライズと□□□と「1Q84 BOOK3略してピストルズ(笑)」のこと。 『スイートリトルライズ』を観、読んでいます。 矢崎仁司監督作を先月観て、江國香織著作を、今週。 もっとも雑に言うとすれば、夫婦がそれぞれお互いに内緒で不倫をする話。 …