で?っていう備忘録

再開です。

2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2・23

・2/16日のエントリを読み返す。雑だ。 「「渦中の言葉」を悲しく語る人って、嫌い。」と丁寧に言おうとして、 論旨がずれてたり、言い足りてなかったり、無防備になったりしている。 私が嫌なのは「悲しく」であって、かつて「悲しく」語っていた昔の自分で…

「ポストモダンが(円城塔に)殺された!」

『SRE』(EJT)読了。がっつりした感想は、後日。 今回は、掲題について詳説します。 「ポストモダンが殺された!」 これは、本書『Self-Reference Engine』を9割ほど読み終えたところで抱いた感想です。 とはいえ僕はそもそも、SFと名のつきそうな…

古くてダサくて使いづらいものの代表格と言えば

日本の戦後文学史ですよね、もちろん。 先月からちょいちょい書き始めた「私家版:日本の戦後文学史」。 卒論の題目にするつもりだったのですが、飽きました。 やる気が回復するまで、しばらく放置しておきたいと思います。 理由と言い訳 ・「別におれが書か…

『泣きたい気分』(アンナ・ガヴァルダ)は「買い」

・十代後半頃から、何かを「欲しい」と思うときって、実は気のせいなんじゃないかと考えている。「欲しい」とだけ思おうとすると即座に脳が「のかなぁ……」なんて加筆してくる。そしてその加筆はいつもだいたい正しい。実は「欲しいもの」なんてそもそもどこ…

円城塔あるいはEJTもしくはCCTについての感想

(1)著者円城塔あるいはEJTもしくはCCTというより軽妙洒脱な自己言及装置か。 SF小説家。東大の大学院で博士号をもらったみたい。 執拗な自己言及と巧過ぎる語戯を苦にした饒舌が持ち味。 一文単位の圧縮率がすごく高い。高すぎるくらい。 「ひょ…

「玉葛」(源氏物語)を現代の物語に書きかえるとどうなるか

明日でテストが終わる。勉強は、ほとんどしてない。 学生の質と講義の質のどちらも低いのは、お互いが本気を出さないからだ。 提出さえしてしまえば講義レポは用済みのごみかすになってしまうので、 このブログにも転載して、多少とも利用価値を与えたい。