で?っていう備忘録

再開です。

2011-01-01から1年間の記事一覧

不定期開催、書きかけの卒論を晒す会(3)

卒論が書きあがりました。 来週の木・金曜日に提出です。 思ったより日が少ない。 注釈の整備や、印刷の予約をしなければなりません。 論じたいことは山ほどあるのですが、資料と時間が足りません。 もちろん筆力も充実していない。

『風流夢譚』が電子書籍化されて思ったこと

(初めての人が読むといい下知識。「嶋中事件」について) 『風流夢譚』は皇族をキャラ化して悪ノリした佳作のスプラッタコメディ。 いま読み返すと、拍子抜けするほどフォーマルだし、主題への敬意と遠慮があるし、何より技巧がある。 商品と雑談を比べるの…

不定期開催、書きかけの卒論を晒す会(2)

ここに卒論のおおまかな設計図を書いてます。

不定期開催、書きかけの卒論を晒す会(1)

久しぶりの更新です。 卒業論文を、6章立て12万字相当と計画していますが無理そうです。 ちゃんと数えなおしたらまだ6万字にしかなっとらん。 城山三郎論は、余力があれば、製本するときのおまけに使いたい。 これからケータイ小説論へさしかかります。 以…

半世紀後にはもう読まれなくなってしまうかもしれない城山三郎の「輸出」をめぐって(2)

前置きと宣伝 「はじめてのあずまん」という同人誌に、「ぼくらの町の郵便屋さん」という小論を書きました。 小説家東浩紀論です。 『存在論的、郵便的』と『クォンタム・ファミリーズ』を目印に、1980年代〜2000年代の純文学の動向をざっくりまとめた論文で…

半世紀後にはもう読まれなくなってしまうかもしれない城山三郎の「輸出」をめぐって(1)

前置き 本稿は2010年春頃に書かれました。必修演習の課題作文へ宛てたものです。 「言わゆる「戦後日本文学」から小説家を一人取り上げて自由に論じなさい」という主旨の課題でした。 大衆小説家として存命中に多くの読者に愛された人の宿命なのか、学術論文…