2011-01-01から1年間の記事一覧
卒論が書きあがりました。 来週の木・金曜日に提出です。 思ったより日が少ない。 注釈の整備や、印刷の予約をしなければなりません。 論じたいことは山ほどあるのですが、資料と時間が足りません。 もちろん筆力も充実していない。
(初めての人が読むといい下知識。「嶋中事件」について) 『風流夢譚』は皇族をキャラ化して悪ノリした佳作のスプラッタコメディ。 いま読み返すと、拍子抜けするほどフォーマルだし、主題への敬意と遠慮があるし、何より技巧がある。 商品と雑談を比べるの…
ここに卒論のおおまかな設計図を書いてます。
久しぶりの更新です。 卒業論文を、6章立て12万字相当と計画していますが無理そうです。 ちゃんと数えなおしたらまだ6万字にしかなっとらん。 城山三郎論は、余力があれば、製本するときのおまけに使いたい。 これからケータイ小説論へさしかかります。 以…
前置きと宣伝 「はじめてのあずまん」という同人誌に、「ぼくらの町の郵便屋さん」という小論を書きました。 小説家東浩紀論です。 『存在論的、郵便的』と『クォンタム・ファミリーズ』を目印に、1980年代〜2000年代の純文学の動向をざっくりまとめた論文で…
前置き 本稿は2010年春頃に書かれました。必修演習の課題作文へ宛てたものです。 「言わゆる「戦後日本文学」から小説家を一人取り上げて自由に論じなさい」という主旨の課題でした。 大衆小説家として存命中に多くの読者に愛された人の宿命なのか、学術論文…