で?っていう備忘録

再開です。

低コストにてご提供可能な娯楽と致しましては…

通信費が少し安くなった。
食費と光熱費をもう少し削りたい。


あれこれ考えてみた結果、
本を読むのがいちばんコストのかからない娯楽だ
という結論に行き当たった。


映画はチケット代と交通費、アニメはテレビと関連商品、漫画は刊行点数が多く、gameはテレビと機器とソフトと、それからやり込みするために要る大量の時間。運動は場所と時間と元気がすごく削られる。大規模遊戯施設の諸設備は、熟達までに必要な手順を踏んでいるうちに嫌になって飽きそうだ。飲み会とか合コンとかカラオケは高い。あ、でも音楽は機器代くらいしかかからないかも。


そもそも、趣味にお金をかけたくないという前提が間違ってる気がしてきた(笑
お金を、「労働力=手持ちの時間」を社会に提供した対価として考えると、


「お金で手に入るもの」=「人生を消費して得られた時間的な余裕」


ということになる。
そのお金でさらに人生(=手持ちの時間)を勢いよく消費するのが趣味なのだから、
趣味というのはそもそも、時間を使って時間を費やすという、
なんだか初っ端から考え違いをしているのではないか、みたいな結論になる。


こう考えると、労働は、対価としてお金や疲れや楽しさなどを得られる時間の使い方であるので、
僕たちは、お金(=時間)を貯めるために労働(=時間の消費)しているということになる。


これは、事態をかなり単純化して、
思考の範疇から洩れた有耶無耶な部分や、
微細なノイズを排除した結果生まれた結論だとはいえ、
「それなら働かずにふらふらしてたほうが得じゃん」
と思う人がいるのも仕方ないんだろう。


ところで、そんなふうに考えると、
自分が欲しいものを買うために頑張って働く
という各分野のヲタクたちの生き方は、
成長志向型経済(=バブル経済崩壊以前の日本経済の在り方)
にぴったりなものではないかしら。