ゲランの尻尾を狙え！

もうすぐ誰かに読んでもらうための原稿に手を入れている。

まだまだ集中力が足りなくて、空気も読めてなくて、見直すと、ダメなところがたくさんある。

だから、なるべく失礼のないようにしたいと思う。

でも、余計な気を回して要らない手直しを入れるのも失礼かな、とも思う。

ともかく、何かを書こうとする時、書き手は、ほうぼうに頭を下げて回らなくてはいけない。

まず、あんまりふさわしくない形容をしないよう努めます、
ちょっと失敬して、言葉にさせていただきます、という姿勢を示す。

次に、まだまだ下手くそで行き届いてない文章ですが、
一緒に並んで恥ずかしくないような格好にはしてくるつもりです、
よろしくお願いします、という姿勢を示す。

それから、ちょっと上手く伝わらなくて、よくわからないかもしれないですが、
好かったら、しばらくお付きあいして下さい、という姿勢を示す。

それと、変に卑屈になったり、やけに尊大になったりしないようにする。

ほうぼうに、そういう姿勢を示しておかないと、いざ書こうとなった時に、逃げ出してしまいたくなるのだ。